FA計画【01】ファルク154

超久々の更新ですが、知ってる人は知っている僕の無茶な計画。
そう、スモールベスパのチューニングに最終結論を出そうというその名も【FA計画】。←ファイナルアンサー計画?
日本国内では、スモールベスパチューニングの最高峰と唱われた130ccクラスのキット(マロッシ、ポリーニ等)ですが、そこから130ccオーバーのキット(PARMAKIT、ファルク等)が販売されているのは、ベスパ改造派なら常識的な情報でしょう。

以前このブログで、いつかは水冷キットを。。なんて言ってましたが、W-Forceから出ている水冷は144ccのヘッドだけ水冷だし、フル水冷だって125ccしかないっぽい。んなら空冷でもいいから最大排気量で。。。という結論に至りました。
【追記】水冷はQuattrini M1a 150という150ccのラインナップがあるようでした!さらに空冷は170ccクラスのキットが先日発売されていたようですwキリがないわ!


ファルクのシリンダーキットには125cc〜154ccのキットが存在し、それぞれクランクのストロークやコンロッド長等が違う。それにクランクケースリードバルブバージョンとピストンリードバルブバージョンが存在する。
今回僕が使用するキットはファルク154(ピストンリード)。使用するコンロッドは105mm、ストロークは54mm。ET3の純正がコンロッド97mmでストロークが51mmなので全体的に更にロングストロークになっている。

事実上スモールベスパのケースを使った最大排気量である。が、実はここからピストンとコンロッドをコンバージョンしてシリンダーにベースガスケットかませて175ccにしている猛者も居るようです(笑)さすがにそこまでやる必要は無いと判断。だって154でも30PSオーバーとか出てる動画はいっぱいありますし。。
(実はこの175cc、カート(4輪)の世界ではそこそこ知られているらしく、検索するとベスパのエンジンをカートに積んだマニアックな趣味のサイトがヒットしますw)

130ccオーバーのキットを使用する最大のネックはケースの加工にあると思う。スモールフレームのクランクウェブは左右比対称の直径ですが、この54mmストローククランクは左右対称で確か88mmとかで左右対称。クランクケースに収まらないのでケースをボーリングする必要がありそうだという事。さらにフライホイールの部分にシリンダーが干渉するのでそこを削って平に溶接。さらに掃気ポートを拡大するときに表側をアルゴン溶接で盛らないと穴が開く。


純正のクラッチで30PSなんて制御出来るわけも無く当然強化クラッチとなる。今の所最高峰と思われるHONDAのプレートを利用したLTH/Hartz5クラッチをチョイス。このクラッチは5枚クラッチが基本構成で、クラッチカバーとドライブシャフトにスペーサーが入る事により、エンジンマウントを変更しエンジン自体を外側にオフセットしないと使えない。クラッチカバーはPK125XL2に変更。

チャンバーは最初、ノリーカーレプリカモデルとして有名な「ハンマーゾンビ」かその後継モデルとして昨年あたりに発売されたラディック&シェラーの「ファイヤーマジック」を使用しようと思っていたが、ダイノグラフを比較して検討した結果、Exhaust "55" for FALCをチョイス。最大32PSを実現できる想定となります。

ギアは全てDRTのギアに変更。3-4速のドロップ率は17.5%となり最高速を余裕で狙えるクロスミッション。最高速は150km弱。もしパワーに余裕があれば一次減速のプライマリを30丁にして2.26に変更してもいいかもしれない。これにより夢の150オーバーが可能になるかも。ギアセレクタユニットもPKの円形タイプをチョイス。

今の所パーツ発注が済んだ所ですからいつこの計画が実現できるかは分りません。。それにファルクキットがバックオーダーで11月初旬の発送だそうです。。orz

あ、ちなみに今回は流石に某チューナーに依頼済みです。
僕みたいに中途半端にしか知識の無いド素人が組んだ所で、最大限のパフォーマンスが発揮できるとは思えませんのでね(笑)
エンジンはまだ余ってるので130ccクラスの改造までは個人で楽しむとしますw

では続報をお待ちください(笑)